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Here I go again

私は趣味でエレキギターをやっているのだけど、これはそんな趣味を通して出会った女の子との、あまりに呆気なくて情け無くて、しかし私の信念を作り上げるキッカケとなったエピソードである。

その子とは、東京都内のロックバーにて出会った。身長は150センチぐらいで私より一歳年下のカワイらしい子だった。
が、それとは裏腹にロニー・ジェイムズ・ディオ(ヘヴィメタルボーカリスト)に傾倒するスーパーボーカリストとしての顔も持っていた。
そんな子と、そのライブバーにて開かれるセッションイベントに一緒に出ることになった。当日、下心半分と興味半分でセッションの前にランチの約束をした。
カフェにてお茶しながら、談笑する私と彼女。これからヘヴィメタルを一緒にやる2人とは思えない穏やかなデートを事実上楽しんだと思う。そしてセッション本番、私たちはRainbow(イギリスのハードロックバンド)の曲、I surrenderやらLong Llve Rock'n Rollなどをプレイした。
彼女が力強く歌えば歌うほど、私もそれに応えようと情熱的にギターを奏でた。
そして全てが終わった時、帰り際に彼女へ是非自分と付き合いませんか?と告白。
LINEにて彼女から返事がきた。「会って数日で・・・何を考えているのでしょうか?折角いい音楽仲間になれると思ったのに、もうあなたには会いません」
全ては結局、音楽が作り出した私の幻想すなわち錯覚に過ぎなかったのだ。

それから私はそのショックを引きづったのか、不幸な出来事が続いた。
仕事で始末書を書かされ、減給を受けたり、病院で発達障害と判明したり、車をぶつけたりと様々だ。
私が、失敗続きで人生の道に迷う中で
自分の師匠であるギターの師匠はアドバイスしてくれた。
「いいかい、誰一人として人を信用してはダメだ。君の良くない所は人を信用することなんだよ。どれほど世の中仲の良い妻でも浮気するかもしれないし、子供だって裏切るかもしれない。
アナタは私の友人だけど、アナタですら私は信じてないんだ。いいかい?私達が信用していいのはただ一つ。自分の作り出した「音楽」だけなんだ。自分が自分で作り出したモノ、音楽。それだけは決してアナタを裏切らない。後は、自分の力で自分の足で立つことだよ。いいね?」
恋に仕事に様々な事に打ちのめされた自分を再び立たせてくれた。全てはここから始まる。
彼女を作るには勉強しなきゃダメ。彼女を作るためのサイトはこれだね。